2022年末 ロンドン一人旅 6日目|ミュージアム、朝カフェ、ショッピング

こんにちは!

前回の記事ではボクシングデーの過ごし方について書きましたが、今回は12/27、6日目の旅程について書いていきます!

クリスマス休暇の12/24〜12/26が過ぎて、休業・休館していたお店や施設も、(年を跨いでの休暇になっている場所以外は)多くは通常営業に戻ります。

 

私も数日間行けていなかったミュージアムに再び行けるようになるのでワクワクです!

また、行きたいミュージアムの方面に合わせて、その近くに行きたいカフェもあったので、そこで朝カフェをしてからミュージアムに行く計画です。

 

この日も穏やかに晴れていて心地いい朝でした。

奥に見えるでかでかと TEA building がアイコニックですよね。(特に何かお茶に特化した施設というわけでもないっぽい)

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といっても相変わらず寝坊して、本来出たかった時間よりも30分以上遅れているんですけど…。

ミュージアムのチケットは予約時間以降であれば何時でもいいものなので、まぁ気にせず行こうと思って出発です。

 

まず最初の目的地であるカフェですが、こちらの Dillons Coffee です!

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もともと本屋さんに併設されたブックカフェ?が好きなのですが、このカフェも結構大きめの Waterstones に併設されていて(というかもともとは Dillons という本屋さんだったのかな?)、しかもこの Waterstones の建物がめちゃくちゃ格好いいんです…!

この Waterstones に来て買い物をすることを事前に決めていたのでピカデリーの巨大店舗に行った時に何も買わなかったというわけです。

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この店舗は Gower Street で検索すると出てくる店舗なのですが、このかっこいい建物は1908年に建築されたようで、120年近い歴史のある建物というわけです…!

周辺にはUCLやSOAS等の有名校が並んでおり、静かで綺麗な通りで、「見るからに教育レベル高そ〜…」という浅い感想が浮かんでおりました。

UCLの見た目もかっこ良すぎますね…。

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まずはカフェで腹ごしらえ。

スコーンがあったので、迷わずスコーンと紅茶を注文し、朝からクリームティーとさせていただきました。

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カウンターの席には電源もあり、快適な作業空間…!

他にもパソコンを開いて作業する人々が何人かいらっしゃいました。

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窓が大きいので店内が明るくてとっても居心地が良く、また目の前の通りを行き交う人々をぼーっと眺めるだけでも楽しく時間が過ごせるような空間でした。

ここは本当にまた行きたい!

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お腹を満たし、本格的に書店内の探索をスタート。

この建物内には中古の本やレコード屋さんも入っていて、専門書も充実しています。地下にはギャラリーとかもあ離、しばしばイベントも開催されているようです。

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店内の至る所に居心地の良さそうな読書スペースがあり、私も本を選びつつしばしそこで試し読みなどをしていました。

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最初に決めた本を片手に他にも面白そうなのはあるかな〜と店内をぶらついていたところ、すれ違った書店員さんに「いいチョイスだね!その本すごく面白いよ!」と言っていただけてテンションアップ。

書店員さんの太鼓判は間違いないですからね。

店内は本でぎっしり、そして各コーナー書店員さんたちのこだわりが窺える装飾や選書の並べ方で、チェーンの Waterstones といえど店舗ごとに異なる個性が見えてグッと来ました。

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地下1階、地上4階の書店なのでぐるっと見て回るだけでもかなりのボリュームで、すっかり長居してしまいました。

10時台のミュージアムチケットをとっていたのに気づけば一時間ほど押していたのでした。

ここでは結局本2冊と、そしてもちろんトートバッグを購入しました。

本が分厚いので一日この重さを持って歩くのに若干の不安はありましたが…こればかりは仕方ないですね、譲れないので!

 

そして次に向かうはミュージアム

この Waterstones の近くにあるミュージアムというのは、そう、大英博物館です!

入場列が長いというのは事前の噂で知っていたものの(以前から入場列は長いのです)、実際行ってみてびっくり。

その時の自分のインスタストーリーですが、こんなところまで列が伸びていたのでした。

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朝一はもっと長くて、角を曲がったところまで列があったそう…。

私は事前にチケット取っていましたが、当日のウォークインもOKだったので混んでしまうわけですね。

まぁ、ただ実際には列に対してそこまで長く待つわけではない(30分とか?列の見た目的には1時間くらいかかりそうに見える)記憶なので、あんまりビビる必要はないかと思います。

ちなみに私はゲートくらいまで行ったところで、チケット持っている人は別の列が用意されていた上、そこには1人も並んでいなかったので、実際には1分も待つ必要がなかったということに気づきちょっとイラッとしたのですが、まあそれでもゲートからミュージアムの入り口までの列はスキップできたのでよしとしましょう…。

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大英博物館といえばやはりこのエントランスの迫力と美しさですよね…。

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いつみてもこの建築センスには圧倒され、恍惚感を覚えます…。

 

目玉展示の一つであるロゼッタストーンはこの時の特別展であったヒエログリフ展?の方に行っていたので、いつもの常設のエリアにはなく、少し残念でしたが、もう何度も見たことはあるものなので、まあいいかと気を取り直し…。

私エジプトの歴史やミイラがめちゃくちゃ好きで、高校時代は独学でヒエログリフを勉強してちょっと読めていたことがある(今はほとんど忘れてしまったんですが…)人なので、この日もワクワクで、足元はこっそりとヒエログリフ柄の靴下を履いてきておりました!

エジプトの展示を見ながら時折自分の靴下もみてニヤニヤする大変有意義な時間でした。

 

大英博物館は盗品博物館とも皮肉られることもあるように、実際に歴史を振り返るとここまでの圧倒的な所蔵品数の背景には他国への侵略や略奪行為といった側面を無視することはできないわけですが、今後そういった略奪によって大英博物館に所蔵されている作品は、元の持ち主である国に返却していこうという動きがあるようですね。

私も以前ギリシャに行った時にガイドさんが「イギリスは僕らの歴史的な遺産を盗んでいるだけ」と怒っていたのを印象的に覚えているので、必然的な流れかなとは思います。

 

この一連の彫刻作品も今後ギリシャに返される予定になっていた気がします。

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ギリシャとしてはようやくあるべき場所に戻ってくるという気持ちでしょうし、とはいえこの作品の展示されている部屋は、作品本体だけでなく、広い展示空間も含めて作品を際立たせるような構成で好きだったので、一抹の寂しさを感じたことは否定できません。

この場所で見られるのは最後かもしれないタイミングで来られたのも何かの縁と思い、しっかり目に焼き付けて来ました。

 

さて大英博物館でもしっかりとトートバッグを購入し、一通り展示も楽しんだ上で時刻は3時近くになっていたのですが、お昼を食べておらず、流石に疲労困憊となっていたので、軽食を食べに博物館を後にしました。

大英博物館内にもいくつかカフェやレストランはあるのですが、大英博物館は他のミュージアムの比にならないくらい大混雑だったので、席がどこにもなく…

Covent Garden が徒歩圏内なので、せっかくなので散策がてらそのエリア内で適当な場所に入ることにしました。

これは我ながらお気に入りの写真で、ホーム画面にしております…。

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入ったのはこちらのベーカリー。

Chestnut Bakery というパン屋さんで、可愛らしい外観に惹かれて入りました。

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時間が時間だったのと、なんとパン屋さんとしては致命的なことにオーブンの不調(!?)で普段より出ているパンがかなり少ないようでしたが、また他のパン屋さんを探すのも面倒だったので、こちらでラス1だったベーグルサンドをいただきました。

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注文・会計の列の前に並んでいたのが日本人の学生の女の子たちで、かなり片言の英語で四苦八苦しており、彼女たちの成長を応援しつつどうにもならなくなった時におせっかいが焼けるように後ろからめちゃくちゃ見守ってしまったので、不審者おばさんと思われてしまったかもしれない…。

疲れ切ったセルフィーを1枚…。

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軽くお腹も満たし、休憩も挟めたところで、次に向かうはお土産ショッピングです。

目的地は Fortnum & Mason です。こちらも前日まで休業していたので、この日に一気にここでのお買い物を済ましてしまおうということでやって来ました。

ちょうど移動するタイミングで雨が降り出してしまい、またロンドンにしては結構しっかり降ってしまったのでついてないなぁと思いつつ足早に移動。

到着してあまりの混雑に仰天…。なんとなく雰囲気伝わりますでしょうか…。

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このお店が混んでいないことなどまぁないのですが、それにしても大英博物館といい、Fortnum & Mason といいあまりの人波にたじたじ。

そしてこの2大混雑スポットに行ってようやく自分以外の日本人観光客を目にしました。

それくらい日本人の海外旅行客はまだまだ少ないですね。

話が逸れましたが、なんとか人ごみをかき分けつつお目当てのものを探していき、酸欠になりながらお会計を済ませました。

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店内の大体の配置をもともと知っていて、また買うものが決まっていたのがせめてもの救い。

あの中で色々と迷ったり探したりするのは相当骨が折れますね…。

他にも店舗はあるにはあるのですが、やはり本店の雰囲気(特にクリスマスの装飾がある時!)が華やかで好きですし、どうせ来るならこの本店に来たいですよね。

なにしろクリスマスの装飾がダントツで素晴らしいので!

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ストーリー仕立てのようになっているショーウィンドウは特におすすめ…!
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この Fortnum & Mason の1階の紅茶等の売り場以外、他のフロアは紅茶以外の商品や他ブランドの売り場が入っているデパートなので、人避けも兼ねて上階を探索。

そちらでうっかり(?)、めちゃくちゃ可愛い刺繍のポーチに一目惚れして買っちゃったりしつつ、お買い物を完了しました。

 

この日の夜ご飯は特に決めていなかったので、3時ごろに食べてしまったベーグルサンドがまだお腹に残っていたのと、1日で人酔いして早く休みたいという気持ちがあったので、どこかで適当に買ってホテルで食べることにしました。

ピカデリーには WHOLE FOODS があり、以前から何かと重宝していたので、今回もそちらに向かい、フルーツや、カウンターで注文するとその場で作ってくれるブリトーなんかを買って帰りました。

本2冊に山盛りの紅茶の箱、夜ご飯なんかで大荷物だったのでウンウンいいながら帰路につき、雨のせいでふやけた紙袋がホテルの目の前で破けて危うく荷物が持って帰れない大惨事になりかけて肝が冷えたり、ホームレスと名乗る男性にしつこめに絡まれてしまってちょっと困ったりなどありましたが、汗だくで無事帰着。

のんびりお行儀悪くベッドでぐだぐだしながらブリトーを食べ、重い体を引き摺りながらシャワーをなんとか浴びて爆睡いたしました。

 

比較的のんびりしていたここ2日間から一気に叩き起こされるような1日でしたが、数日ぶりとなるミュージアムや、念願だった Waterstones の店舗に行けて、この日も大満足の1日を終えられました。

 

今回も長文でしたが最後までお読みいただきありがとうございます!

残りもあと2〜3日分となりますので、ぜひ最後の1日分まで読んでいただけたら嬉しいです🤍

ではまた!

 

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