2022年末 ロンドン一人旅 8日目|ミュージアム、カフェ、ショッピング、帰国

こんにちは!

ロンドン旅行記もついに最終回となりました…!

今回は最終日、12月29日の内容について書いていきます。最後までお付き合い頂けましたら嬉しいです!

厳密には帰国日は12月30日なのですが、帰国便が30日の朝だったので、実質29日が観光でいうと最終日となります。

 

最終日も変わらずのんびり起床、昼行動。

お天気は快晴とはいかないまでも晴れ間ものぞく様子で、悪くなさそうです。

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お昼ご飯は何にしようかと悩みましたが、ホテルから徒歩7〜8分ほどのところにある BAO NOODLE SHOP という台湾料理屋さんに。

シンプルでおしゃれな外観で、数日前にいった JOLENE からすぐの場所にあったのでその時から気になっていたんです。

調べたところ美味しくて人気そうだったのでいってみることにしました。

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12時過ぎにいった時にはまだ席の空きも余裕があり、すぐに案内してもらえましたが、その後どんどん埋まっていったので、やはり人気店のようです。

 

店名の通り、バオとヌードルのお店で、最初に店員さんが注文システムを説明してくれます。

このような注文票に自分で書き込んで店員さんに渡して注文する仕組み。

白い注文票の方は単品での注文時に書き込む方。

ベージュ?黄色?の注文票は平日日中限定のセットメニューを注文する場合に書き込む方で、少しお得になります。

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私はせっかくなのでセットメニューにしました。

バオは牛肉が入った Classic に、Xiao Chi(前菜、小鉢みたいなイメージ)は Smacked Cucumber、ヌードルは No Beef Noodle にしました。

食べ切れるか不安だったのでお肉は追加しなかったのですが、結果的にペロッと食べてしまったのでお肉も追加して良かったかも〜と後になって思いました…。

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後は烏龍茶だったかジャスミン茶だったかを注文。

きゅうりもバオもヌードルもめっちゃくちゃ美味しかったです!

洋食以外を食べたいなという気持ちも満たされ、味も濃すぎず辛すぎずであっという間に完食。

窓際のカウンター席でどんどん日が差してきて明るくなっていく景色を見ながらというのもまた気分が良く…。

 

ロンドンでお昼にセットで飲み物まで追加してサービス料込みでファストフードでもない場所で20ポンドくらいなので、かなり良心的だな…と感動。

お店も綺麗だし、店員さんも好印象(ただし説明とかはめちゃくちゃ早口)で超おすすめです。

私は Shoreditch のお店で食べましたが、ロンドン市内に他にも店舗はあるみたいです。

 

お腹を満たして向かうはこの旅最後のミュージアム

その道中からもうお天気も良くとっても気持ち良い景色…。最後の最後まで景色を目に焼き付けねば。

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お目当てはこちら。Sir John Soane‘s Museum(サー・ジョン・ソーンズ ミュージアム)!

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こちらも大英博物館やナショナルギャラリーほどの知名度はないものの非常に個性的で一度行けば忘れられないこと間違いなし。

外から見ると3軒ほどの建物に見えるのですが、中で繋がっているんです。

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ここは18〜19世紀の建築家、ジョン・ソーンの旧邸宅を用いたミュージアムで、彼個人に収集された美術品コレクションを展示している、ロンドンで最も小さな国立美術館

背景としては The Wallace Collection と似た印象を受けますが、中の印象は正反対と言ってもいいくらい癖の強い中身です。

主な所蔵品は古代の建築の破片、さまざまな骨董品、素描、絵画などですが、このミュージアムを最も個性的なものにしているのがその展示方法。

このミュージュアム自体がジョン・ソーン自身の設計によるもので、彼の目指す空間創造のためにあらゆる所蔵品が一切の時代や種類の区分なく混沌とした配置で所狭しと並べられています。

 

また、美術館は Private Acts(簡単に言えばイギリスにおいて特定の個人や団体にのみ適用される法律のようなものですが、説明するとややこしくなるのでWikiとかで気になる方は調べてみてください…)によりジョン・ソーンの死去した当時の状態ができる限り保たれることになっているので、当時の彼の思想というか、目指した世界観のオリジナルに近いものに触れられると思うと、またさらにその価値が貴いものに思えます。

 

このミュージアムの目玉と言えばやはり最も奥に位置するこの地下からの吹き抜けの展示室!

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薄暗くも天窓から日光も入る独特なライティングに、ぎっしりと並べられた骨董や彫刻が奇妙なような、不気味なような、それでいて魅力的な空間…。

主役は地下の真ん中に置かれた古代エジプト王セティ1世の石棺です。

これも大物ではあるものの、どーんと置かれているのでそこまでのすごい遺物とは思えないようなのがまた面白いところだなと(でもこれを手に入れた時は3日間くらいパーティーしたらしい)。

 

混沌としつつも埃っぽさや陰気な感じがないのがさすがというか、秘密基地に来たようなワクワク感があります。

建築、所蔵品、装飾等全てを合わせて総合的な芸術としていたということなので、個人所蔵のミュージアムの醍醐味がまさに感じられます。

個人的には最も没入感を味わえるミュージアム

 

以前は撮影禁止だった記憶ですが、今回行ったら上記の吹き抜けになっている展示のところはみんな撮影していて係員からの注意もなかったので、今は平気なようです。

ただし、今でも部屋によっては撮影禁止のところもまだまだあるので、係員さんや施設の案内をよく確認してください〜。

また、チケットの事前購入等は不要で無料で入れるミュージアムですが、内部自体がとても狭く、一度に入場できる人数が限られているため、必然的に多少の列ができます。

ただ、過去の経験上10〜15分程度で入れるはず…。

また、大きい荷物もNGなので入り口で預ける OR その他の荷物は渡されるビニールバッグに入れて鑑賞する必要があります。

 

この美術館も The Wallace Collection 同様そこまで規模が大きいわけではないので、体力を削りすぎずに楽しめます。

このミュージアムをたっぷり堪能した後に外に出ると中とのギャップでちょっと混乱するんですよね。

あまりにも「普通の邸宅」っぽい外観なので…。

 

最後のミュージアム鑑賞の余韻を噛み締めつつ、こちらも最後となるクリームティーを目指します。

少し風は強かったけれど、綺麗な夕焼け。

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着いたのは Soho に位置する MAISON BERTAUX というパティスリー(退店後に撮った写真なので暗くて申し訳ない)。

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1871年に開店したロンドン最古のフレンチパティスリーと言われていて、今でも大人気のお店。

もちろん日本でも有名かとは思いますが、特に韓国人に人気なのかなと思います。私も韓国語で情報収集する中で見つけたお店だったし、お客さんの3〜4割くらいは韓国人でした!びっくり。

 

店内は可愛らしくも素朴な雰囲気で、肩肘張らずにリラックスできます。

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店員さんもとっても親切な接客をしてくださるので、そこもこのお店が人気の理由。

もちろん一番は美味しいスイーツです!

お持ち帰りも可能で、この時間はかなり売り切れが目立ちますが、本来はたくさんのケーキや焼き菓子が並んでおり、何を食べようか悩んでしまいます。

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私はもちろんスコーンと紅茶。最後のクリームティーをたっぷり味わいました…!

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ティールームでのかけがえのない時間を過ごし、ディナーまでの時間で、最後にまたお買い物を。

Boxing Day に見て悩んでいたものを結局どれを購入するか決めたので買いに行きました。

LONGCHAMPの白いハンドバッグ!いわゆる定番のデザインでないのと、日本で定価で買うよりも半分くらい安かったので、これは便利だし長く使えるな、と思い購入。

今でも制服のごとくヘビロテ(死語か…?)してます。

あとは Liberty London でお土産を購入。

 

そろそろディナーの予約時間になったので、最後のディナーに向かいます!

かの有名な Richoux に来ました!

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Fortnum & Mason の並びにあり、ロケーションが完璧。最後の晩餐は定番の人気店で食べるか〜と思って予約していたんです。

生の魚や肉があると絶対に選んでしまうので Raw Tuna and Watermelon をスターター代わりに、メインは Flat Iron にしました。

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ミディアムレアで注文したのですが、焼き加減も良く、人気店の期待を裏切らず美味しかったです!

 

結構お腹いっぱいにはなったんですが、せっかくなので欲張ってデザートまで注文することにしました。

お隣のご夫婦が食べていたアップルパイが美味しそうに見えていたのでそれにしたのですが、いざ来たものを見ると1人にはなかなかのボリュームでした…。笑

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流石にアイスまでは食べきれなかったのですが、最後の夜まで後悔なく食事を楽しめました!

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今回のロンドン旅行はずーっと美味しい食事を楽しみ続けられたので、良く聞く「イギリスはごはんがまずい」なんてこともなくとてもご機嫌に過ごせました!日々のリサーチの賜物。

 

食事後は真っ直ぐホテルに帰るのも寂しくて、あてもなくフラフラ散策したり、スーパーをまわって家族へのお土産のお菓子を買ったりしてちょっとでもロンドンを味わう時間を延ばそうと足掻いておりました…。

 

しかしながら荷造りがゼロなのと、大量の購入品の整理が待っており、また翌日は5時くらいに起きねばならないというミッションがあるため、渋々ホテルに帰着。

シャワーを済ませいざ荷造りを開始しようとしたのですが購入品を並べてみたところなんとこんなに買っておりました…。

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個人的に無駄遣いはしてないんですが、あまりのトートバッグの多さには流石に笑いました。一体何が起きているんだ。

 

ちなみに巨大スーツケース2つを自力で空港まで運ぶのは無理だと確信し、ホテルに帰ってきた段階でフロントに明朝6時にタクシーを呼んでもらうよう頼んでおきました。判断が早い。

ひぃひぃ言いつつ夜中にやっと片付け終わり、もはやオールしようかとも思ったんですが、それはそれで体力がきついので何重にもアラームをかけて仮眠をとることにしました(本当に寝過ごさないか緊張していたので一発で起きた)。

 

結局タクシーを呼んだのは大正解で、荷物を自力で運んだのは部屋からフロントまでと、空港ロータリーから預け入れカウンターまでで済みました!(そのほかはホテルスタッフやドライバーさんが運んでくれました)

タクシーでも大爆睡で、空港に着いたらドライバーさんがめちゃくちゃ優しく起こしてくれました。笑

 

ヒースローは早朝から大混雑で、どのカフェも朝ご飯を求める人で大行列、ベンチもかなりの数埋まっている状態で、コロナの規制がほぼ撤廃された海外の巨大ハブ空港の様子は圧巻でした。

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ましてやこの日から数日また空港でもストライキが予定されていたので、入国列などは大混乱だったのでは…。

ストライキ頻発の時期に奇跡的に回避した日程で旅行できて本当にラッキーでした。特に飛行機キャンセルは笑えないので…。

 

最後の最後、空港でもさらに免税店ショッピングをダメ押しで楽しみ、名残惜しさもありつつ、満足感いっぱいで帰国便に搭乗しました。

ちなみに今は羽田もかなり混んでいるようですが、この時は隣の席も空席だったので、往復便どちらも横列占領してくつろぐことができました。

これは飛行機から見えた大晦日の朝の富士山。

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こうして無事に何事もなく日本に帰国。ロスバゲなどもなく、100%幸福感でいっぱいの旅行になりました。

約6年半ぶりのロンドンでしたが、相変わらず私の愛するロンドンのままで、前回よりも歳を重ねたことでまた違う楽しみ方ができたり、また違う考えが浮かんできたりと、ますます愛が深まる旅行でした。

かなりお金が飛びましたが笑、心身が参っていた時期に思い切って飛び出して本当に良かった!

 

ゆっくりペースでの更新でしたが、ブログを最後まで読んでくださった皆様も、本当にありがとうございました。

またどこか旅行に行った際には更新するかもしれないので、ぜひ遊びに来てください!

それでは!

 

 

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